2009年3月11日水曜日

債務整理のために大切なこと:現実から目を背けず、成り行きに身を任せない

 残念ながら、この急激に進んだ深刻な経済大不況により、突然のリストラや勤務先の倒産等により、駅の構内だけでなく、電話ボックスの中で一夜をあかしている方もいらっしゃるようです。こうなりますと、誰が悪いとかいう話よりも、わが国の資本主義経済や政治の断末魔として、現実を認識しなければなりません。

 今年になって急増すると思われるのが、住宅ローンの支払いに困る方です。住宅ローンがいよいよ払えなくなり、返済を止めてしまうと、銀行等は設定している抵当権に基づいて差押えをしてきます。そうなると競売手続となりますが、この未曾有の経済不況では思うような価格で落札されないことが少なくないため、債務もそれなりに残ってしまいます。

 ですから、住宅ローンの支払いを止める前に、銀行等へ私たちと一緒に相談に交渉するべく足を運び、不動産の任意売却をする旨をお願いするとともに、一時的に住宅ローンの支払いについて猶予をもらうようお願いしてみませんか?場合によっては、銀行等が、住宅ローンの返済条件を変更してくださる場合もあります。

 大切なのは、銀行等に対して誠実な対応を示し、あなたが本当に大変な状況にあることを銀行等にわかっていただくことです。

 不動産の任意売却による債務整理に限らず、債務整理において大切なのは、一人で悩まないのはもちろんですが、

 「現実から目を背けず、成り行きに身を任せない」

ことだと思います。そのためには、以下の当ブログのこれまでの記事もぜひご覧ください。