2008年11月29日土曜日

任意売却をしてもなお多額の借金が残る方

 結婚したので、ちょっと背伸びをして数年前に新築住宅(マンション・戸建等)を入手するために住宅ローンを組んだものの、ローンが返済できなくなった方で以下に該当する場合は、自己破産を選択して、すっぱりと人生を再スタートするのがよいかもしれません。

1.当時の住宅購入価格が今思えば高かったため、任意売却による債務整理(借金整理)を試みても、なお多額の借金が残ってしまう


2.金融機関から所得に見合わない借り入れが当時できてしまい、現在オーバーローン状態となった上、
  • 勤務先からの給料が不払いになったまま、勤務先が倒産してしまった
  • ボーナスが支給されず、ボーナス払いの予定が大きく狂ってしまった
  • 独立して飲食店を経営しはじめたものの、うまくいかなくなった
  • 株式等に投資したものの、最初はよかったが昨今のサブプライム問題で逆に多額の借金を背負ってしまった 
  • 夫が病気になってしまい収入が途絶え、妻のパート収入だけでは病院代と生活費だけで手一杯となってしまった

 しかし、後ろ向きに考えることはありません。

 任意整理等とは異なり、住宅や価値のある財産を失うことにはなります。例えば、株式などの有価証券や生命保険については、解約しなければならなくなります。

 それでも借金を「ゼロ」にして、もう一度人生をやり直し(リセット)できるというメリットもあります。 

 また、現在ご所有の財産を全て処分するといっても、生活必需品や、古い車(査定価格がゼロの場合)まで取られるというわけではありません。

 自己破産について間違ってはいけないことは、テレビドラマや映画に出てくるような「あなたの自宅に押しかけて身ぐるみを剥ぐ」のが目的ではなく、債務者の経済的更正が目的であることです。

 詳しくは、自己破産についての司法書士新松戸合同事務所のホームページもご覧ください。
http://www.shinmatsu-office.jp/