2009年7月20日月曜日

任意整理・債務整理の高止まりによる消費者金融業者数の減少

 これだけ任意整理・債務整理を宣伝する司法書士・弁護士が増加してきますと、それだけ任意整理・債務整理の相談先が増えていると考えれば、借金問題でお困りの方にとっては、相談窓口が拡大していると思われます。

 そうしますと、過払い金の回収に応じなければならない案件もそれなりに高止まりしているとすれば、経営状況が悪化する消費者金融業者も少なくないでしょう。

 結果的に、倒産や廃業に追い込まれる消費者金融業者等も多いでしょう。

 テレビのゴールデンタイムで華々しくコマーシャルをしていた頃の消費者金融業者等の姿を思い浮かべるにつけ、あの頃は一体なんだったのだろうという思いになります。

 しかしながら、生き残りを掛ける消費者金融業者等と、高い金利収入を得ることができる大手銀行との利害関係が一致してか、大手都市銀行等の傘下で現在も個人向けの高金利ローンは大々的に宣伝されています。

 ここ数年続いた不動産投資バブル等の破綻により、こうした金融機関の貸出先は、不動産向けから、個人向けと(懐事情が忙しくなりつつある)地方公共団体向けにシフトしているように感じますがどうでしょうか?