2009年7月14日火曜日

不動産競売・売却基準価格の下落傾向と債務整理

 特別なデータに基づいているわけではありませんが、不動産競売の売却基準価格が、いま一段下落傾向にあるように感じます。

 確かに、この底知れぬ経済不況下で不動産関連業者が次々と倒産しており、かつ、金融機関の決算状況の悪化により(一般個人の方を含めて)不動産投資をするための資金調達が困難であるとすれば、

 不動産競売物件に入札する方は、減少気味
 落札価格も、下落気味

であっても不思議ではありませんね。

 そうしますと、不動産価格の下落傾向とあいまって、売却基準価格も下落傾向にあってもおかしくはありません。

 そうしますと、入札者は、市場価格の他に売却基準価格も加味して入札価格を決定する場合も少なくないと思われますので、結果的に最高価落札価格も低めになる傾向になる場合も少なくないでしょう。

 したがいまして、債務者としては、債権者に返済できる金額がより一段低くなってしまいます。


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