先日、当ブログで「不動産価格が、月を追うごとに下落しているような感覚」について記載しました。
先月は、当ブログで「不動産競売の落札価格の下落&入札者の現象傾向」についても記載しました。
具体的な事例として、当事務所がある千葉県松戸市での投資用不動産が差押競売となりました。最低売却価格は約6千万円で、約一年前くらいの感覚ですと、入札者が10名近くで、落札価格は1億円を超えても何ら不思議ではない不動産でした。
ところが、先月末の開札結果は・・・入札者はたったの4名、落札価格は、約7千万円でした。債権者(金融機関等)としても、1億円くらいの債権回収を見込んでいたと思われますが、それを大幅に下回る債権回収価格になってしまいました。
ここ数年間は、東京都心を中心とした不動産のミニバブルにより、不動産の任意売却価格よりも、不動産競売の落札価格の方が高くなる傾向もありましたので、債権者も、不動産の任意売却には容易に応じず、より多く債権を回収できる可能性の高い不動産競売の道を選択する場合も少なくありませんでした。
ところが、このように不動産競売における落札価格が急激に下落してきますと、金融機関としても任意売却による債権回収に応じる可能性も高くなります。また、債務者側としても、任意売却による債務整理手続きによるメリットも生まれます。
※「競売の道をとるか、任意売却による債務整理の道をとるか・・・」もご覧ください。
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