毎日とはいいませんが、頻繁に不動産金融関連の企業が倒産しています。こういった企業は、ここ数年の間は、最も不動産を購入していたプレーヤーであり、不動産価格の高騰をもたらしていたといってもよいと思います。
「収益不動産」とか「投資用不動産」といわれる、いわゆる一棟ビルや一棟マンション・アパートの表面利回りが10%を上回ることも珍しくなくなりました。すなわち、こういった投資物件の価格が下落していることを示します。
そうしますと、こういった投資物件のオーナー(所有者)のうち、借入で購入した方、特にほぼ満額借入で購入したオーナーは、この底知れぬ不景気の影響で空室が増加してくると、売ることもできず、さりとて持っていても苦しいという状況に陥ります。
金融機関への借入金返済のために、消費者金融業者からの高金利での借入をしはじめた場合には、かなり厳しい結末になると想定されます。
不動産価格は、今後もますます下落してくると思われますので、早めに不動産の任意売却による債務整理をご検討ください。
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